漢方の「気・血・水」で整える心と体のバランス
日々の忙しさやストレスに追われ、知らず知らずのうちに体調を崩してしまうことも多いですよね。そんな時、体のバランスを見直すための手段として「漢方」が注目されています。
中でも「気・血・水(き・けつ・すい)」という3つの要素が、漢方の基本的な考え方の一つです。これを知ることで、自分の体や心がどんな状態にあるのかを見つめ直し、根本から健康を考えるきっかけになるかもしれません。
「気」とは?
まず、「気」というのは、生命エネルギーのようなものです。私たちが動き、考え、感情を抱くためには、この「気」が十分に体の中を巡っていることが大切です。しかし、日々のストレスや過労、感情の乱れなどが原因で「気」が滞ったり、弱くなったりすることがあります。これがいわゆる「気虚(ききょ)」の状態です。疲れやすかったり、やる気が出なかったりする時は、「気」が不足しているかもしれません。
一方で、怒りっぽくなったり、イライラが募ったりする時は、「気滞(きたい)」と呼ばれる、気の流れが滞っている状態が考えられます。このような状態を改善するためには、深呼吸をしたり、軽い運動で体を動かすことが効果的です。また、気の巡りを良くする『オレンジピール』もオススメ。お茶としてだけでなく入浴剤として使うこともできます。
「血」とは?
「血」は、体中に栄養や酸素を運ぶ役割を果たしています。西洋医学的には血液を意味しますが、漢方ではそれ以上の意味を持っています。「血」が十分に巡っていると、肌や髪にツヤがあり、体の隅々までエネルギーが行き渡ります。しかし、「血」が不足する状態、つまり「血虚(けっきょ)」になると、貧血や冷え性、肌荒れ、不眠といった症状が現れることがあります。特に女性は月経周期や出産などで「血」を失いやすいため、「血」を補うことが大切です。
この「血」を補うためには、栄養バランスの良い食事が欠かせません。特に、鉄分やビタミンが豊富な食品を積極的に摂ることが推奨されています。蓬には浄血、造血作用があり古くから女性の味方として重宝されています。
簡単に取り入れられるものでおすすめは『クコの実』。血(けつ)を補い身体を潤わすといわれ、古くから様々な目のトラブルに使われた他、老化や成長、生殖を司る「腎」へしっかり働きかけます。エイジングケアの妙薬としても世界中で愛用されていますね。
クコの実と併せて、おすすめなのが『なつめ』です。気と血(けつ)を補うと言われ、リラックスしたいときや、イライラしたり不眠などの解消にもよいとされています。
「水」とは?
最後に「水」は、体内の水分代謝に関係します。これは血液以外の体液、リンパ液、消化液なども含まれます。「水」がうまく循環していないと、むくみや冷え、消化不良、さらには精神的な不調まで引き起こすことがあります。このような「水滞(すいたい)」の状態を改善するためには、体を温めたり、適度な運動で代謝を上げることが効果的。余分な水分を取り除いてくれる黒大豆などの豆類や、海藻がおすすめです。
気・血・水のバランスを整える
「気・血・水」はそれぞれが独立しているわけではなく、相互に関係しています。例えば、「気」が滞ると「血」の流れも悪くなり、結果的に「水」も巡りが悪くなることがあります。だからこそ、日々の生活の中で自分の体調を観察し、必要に応じてこの3つのバランスを整えることが重要です。
漢方薬はこの「気・血・水」のバランスをサポートするための一つの手段です。漢方の考え方は単に薬を飲むだけではなく、食事や生活習慣、そして心のケアも含まれています。自分自身の状態に合わせた漢方的なアプローチを取り入れることで、心と体の調和を保ちながら、健康をサポートしていくことができるのです。
漢方の魅力に触れる
漢方は、体調を整えるだけでなく、自分自身を見つめ直すきっかけにもなります。「今の自分は、気が足りているかな?」「血の巡りが悪くなっていないかな?」といった形で、日々の生活を振り返ることができるのです。西洋医学が即効性のある治療を目指すのに対し、漢方はゆっくりと体の内側から根本的な改善を目指す療法です。あなたも、漢方の視点で自分の体と心を見つめ直してみませんか?
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